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【読書感想文】ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス(著者:マーク・ダグラス、ポーラ・T・ウエッブ)★★★☆☆

【この本を選んだ理由】

  FXで手酷い目に遭ったことがあり、改めて考え方から学び直したい。

(また、Kindle Unlimited の読み放題の中でオススメされた)

 

【購入価格と媒体】

  0円(Kindle Unlimited 読み放題)

 

【この本で得たことを要約】

 “わからない”ということがわかれば、恐れは無くなる

 

【この本から学んだ行動】

 ①厳格なトレードプラン※1を決め、極めて少額でトレードを行う(25回程度)

 ②①のトレードにおいて、トレード日記につける(毎日)

 ③瞑想※2を行う(毎日)

 ※どのようなトレードプランを選択するかは別途検討

 ※瞑想のやり方については別途調査

 

【感想後記と補足説明】

 読後感としては、『無知の知』みたいな話だった印象が強く残る。

 本書の言いたいことは『トレードにおいて、どれだけ優秀な分析手法であっても、損失のリスクを完全に無くすことはできないし、何が起こるかはわからない』ということであり、『それを骨身に染みて真の意味で理解していないと、トレードで着実な成果は上げられず、ついにはとんでもない悲劇を招く』ということに終始している。

 そのため、それと同じようなことをいろいろの言い方やたとえ話、過去の実例を用いて、何度も説明しており、「そのぐらい言わないと、ちゃんと理解してもらえない」という著者の強い意志を感じるが、反面、早い段階で納得できると、同じような話が繰り返されるので、正直読むのが辛くなってくる。

 本書においては、トレードをギャンブルやビジネスに例えているが、『利益のためには経費を支払う必要があり』『儲けられる可能性が高いと信じる手法にその経費を費やし』『とはいえ結果的に本当に儲けられるかは終わってみなければわからない』というのは、ある意味、トレード、ギャンブル、ビジネスのすべてに共通しているかもしれない。

 途中から急激にスピリチュアルな話になるが、まずは厳格なトレードを守って、ぶれない精神を持つことが第一歩なので、第18章以降はそれが身についたと思えるようになってから読み直すことにする。

 ちなみに、【この本から学んだ行動】でも書いたとおり、具体的なトレードプランを教えてくれる本ではなく、あくまでトレードに対する考え方の本なので、どのようなトレードプランかはまた別の書籍を探すことにしようと思う。