【この本から得たこと】
自分も相手もシステム1優先で行動すると心得る
【得たことを活かすための次の行動】
① 意識して自分のシステム2を働かせる。
② 誰もがシステム1優先と気を付ける。
③ ファスト&スローを読む。
【感想後記と補足説明】
ちょくちょく聞いたことはあるが、中身はほとんど知らない。
たまたま Kindle Unlimitedでタイトルを見て、軽い興味で読んでみた。
本書は、行動経済学を“学ぶ”というより、事例をもとに自ら“考える”ことを促すことがメイン。
何より読み物として、討論それ自体のやりとりが面白い。
自分の意見と似た人がいて共感、違う人がいて発見、といろんな視点を持つことができる。
読み終わっての行動経済学の印象としては、心理学を経済に活かしたって感じなのか。
これまでに読んだ心理系の本の内容が、本書を読みながら思い出された。
あと、前に紹介した『ユカとレオナのゆっくりパラドックス解説』とかな。
nameless-bookshelf.hatenablog.com
全体を通すと、根底にあるのはシステム1とシステム2の話。
我が身に振り返って、思い当たる節は多いなぁ。
意識してどこまでできるか分からないが、ちゃんとシステム2を使うべき時は使うように気を付けよう。
あるいは、強制的にシステム2が促される仕組みを作ればいいのか。
特に、自分だけじゃなく、相手もシステム1で行動してるってことを前提に対応しないとな。
討論の内容で一番興味深かったのは、「eBayの実験」の話。
ここは結論と自分の直感が逆だったな。
個人的には、こみこみ価格のほうが良いと思ったんだが、確かに値ごろ感のキャップはあるかもしれない。
しかし、この本でも紹介されていたダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』。
これまでも、近いところは何度か通ってきた。
いよいよ興味津々なので、読むとするか。
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