【この本から得たこと】
システム1は安易に紐づけ、勝手に正当化する
【得たことを活かすための次の行動】
① 重大な決定ではシステム2を叩き起こす。
② 無駄に注意力を払うものは排除する。
③ 創造性が必要なときは笑顔を作る。
【感想後記と補足説明】
前の『ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』からの派生で、ファスト&スローを読むことに。
他でもちょくちょく聞いてはいたが、いよいよだな。
読む前から楽しみしかない。
さっそく上巻から読み始めたが、上巻だけでもためになる内容多すぎ。
もったいないので、まずは第1部までで整理することにする。
(全部で上巻3回、下巻3回を予定)
第1部は本書のメインとも言うべき、システム1とシステム2のキャラクター紹介。
高速自動の「システム1」と知的努力の「システム2」。
印象としては、システム1がとにかく優秀すぎる。
優秀で働き者がゆえに、報連相不足でたまに大ポカするって感じ。
対して、システム2は普段は怠け者の昼行灯に見えるがやるときはやる感じ。
人って、面白すぎる。
とりあえず、「システム1」は止められないにせよ、人生の重大な選択は「システム2」を叩き起こしたい。
とはいえ、やり方は思いついてないんだけど。
あと、「注意力に限界があって、タスクに対して選択的に配分される」という話は特に印象に残った。
心配事とか気が散ることとか、確かにそういう状況での判断は、振り返ると理解できないことが多い。
極力、無駄に注意力を消費する物事を排除して、重要なことに注意力を割り振りたい。
部屋を片付けようみたいな話も、元を辿ると同じようなことなのかな。
まあ、これも安易に紐づけてるだけかもしれないが。
他にも、プライミング効果とか単純接触効果とか、面白い話ばっかりで第1部だけでも書ききれない。
自分が信じやすいように、自らつじつまを合わせに行くという話も、非常に興味深かったし。
すぐ使えることとしては、上機嫌だと創造性が高まる反面、論理エラーが増える話とか。
アイデア出しが必要な時は意識して笑顔を作って、チェックが必要な時はあえて心を整えたほうがいいな。
兎にも角にも、自分が常にシステム1で動いているということは意識しておく必要がある。
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前回の記事『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』はこちら。
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