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【読書感想文】ファスト&スロー(上)(第1部)(著者:ダニエル カーネマン)★★★★★

【この本から得たこと】

 システム1は安易に紐づけ、勝手に正当化する

【得たことを活かすための次の行動】

 ① 重大な決定ではシステム2を叩き起こす。

 ② 無駄に注意力を払うものは排除する。

 ③ 創造性が必要なときは笑顔を作る。

 

【感想後記と補足説明】

 前の『ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』からの派生で、ファスト&スローを読むことに。

 他でもちょくちょく聞いてはいたが、いよいよだな。

 読む前から楽しみしかない。

 

 

 さっそく上巻から読み始めたが、上巻だけでもためになる内容多すぎ。

 もったいないので、まずは第1部までで整理することにする。

 (全部で上巻3回、下巻3回を予定)

 

 第1部は本書のメインとも言うべき、システム1とシステム2のキャラクター紹介。

 高速自動の「システム1」と知的努力の「システム2」。

 印象としては、システム1がとにかく優秀すぎる。

 優秀で働き者がゆえに、報連相不足でたまに大ポカするって感じ。

 対して、システム2は普段は怠け者の昼行灯に見えるがやるときはやる感じ。

 人って、面白すぎる。

 とりあえず、「システム1」は止められないにせよ、人生の重大な選択は「システム2」を叩き起こしたい。

 とはいえ、やり方は思いついてないんだけど。

 

 あと、「注意力に限界があって、タスクに対して選択的に配分される」という話は特に印象に残った。

 心配事とか気が散ることとか、確かにそういう状況での判断は、振り返ると理解できないことが多い。

 極力、無駄に注意力を消費する物事を排除して、重要なことに注意力を割り振りたい。

 部屋を片付けようみたいな話も、元を辿ると同じようなことなのかな。

 まあ、これも安易に紐づけてるだけかもしれないが。

 

 他にも、プライミング効果とか単純接触効果とか、面白い話ばっかりで第1部だけでも書ききれない。

 自分が信じやすいように、自らつじつまを合わせに行くという話も、非常に興味深かったし。

  すぐ使えることとしては、上機嫌だと創造性が高まる反面、論理エラーが増える話とか。

 アイデア出しが必要な時は意識して笑顔を作って、チェックが必要な時はあえて心を整えたほうがいいな。

 兎にも角にも、自分が常にシステム1で動いているということは意識しておく必要がある。

 


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 前回の記事『名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』はこちら。 

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