MENU

【読書感想文】ファスト&スロー(上)(第3部)(著者:ダニエル カーネマン)★★★★★

【この本から得たこと】

 判断基準を簡単なルールに変え、直感を排除する

 

【得たことを活かすための次の行動】

 ① 判断の理由を明文化して残す。

 ② 自他とも直感を過信しがちと認識する。

 ③ トレードルールを計算式化する。

 

【感想後記と補足説明】

 第2部に引き続き、『ファスト&スロー(上)』の第3部。

 楽しいまま、上巻を走り切れたな。

 

 

 第3部のテーマは「自信過剰」。

 ここもまた、大きな学びが得られる内容だった。

 

 後知恵に関しては、心当たりがありすぎる。

 他人事だと「結果論で語るなよ」と思うが、自分事だと「実は分かってた」みたいな幻想にハマってしまう。

 後からなら何とでも言えるし、結果を知ってない自分には戻れないからなぁ。

 せめて、重要な判断については、できるかぎり明文化して残すぐらいか。

 そういえば、トレードの本でも、判断のときのことをできるかぎり記録するように勧めてるな。

 

 妥当性の錯覚についても、自分の中から排除するのは難しそうだ。

 直感的に何かに気づいた“つもり”になったが最後、そこから抜け出せる気がしない。

 自分も含め、人間は直感を過信しがちで、正しいと思えばこそ立ち止まるべき、と心に刻むしかないな。

 

 アルゴリズムの話も、まさに直感的には納得しかねる話。

 そして、人より精度が良いとしても、アルゴリズムの失敗のほうが感情の処理が難しいのもよくわかる。

 ここまでの本書の説明から考えると、人のせいにするほうがもっともらしく聞こえるから、なんだろうか。

 

 少なくとも自分の身の回りの判断には、アルゴリズムを上手く判断に組み込んでいきたいもんだ。

 トレードルール含め、何度も判断するようなことは、簡単な計算式とかに置き換えてみるか。

 これまで読んだほぼ全ての投資関連の書籍には、自分で決めたルールを守ることの難しさが書いてあった。 

 それを実現するための重要なヒント、なのかもしれない。

 


↓↓↓ ランキング参加中! 清き1クリックお願いします! ↓↓↓

にほんブログ村 本ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ


 

 『ファスト&スロー(上)(第2部)』の感想はこちら。 

nameless-bookshelf.hatenablog.com