【この本から得たこと】
判断基準を簡単なルールに変え、直感を排除する
【得たことを活かすための次の行動】
① 判断の理由を明文化して残す。
② 自他とも直感を過信しがちと認識する。
③ トレードルールを計算式化する。
【感想後記と補足説明】
第2部に引き続き、『ファスト&スロー(上)』の第3部。
楽しいまま、上巻を走り切れたな。
第3部のテーマは「自信過剰」。
ここもまた、大きな学びが得られる内容だった。
後知恵に関しては、心当たりがありすぎる。
他人事だと「結果論で語るなよ」と思うが、自分事だと「実は分かってた」みたいな幻想にハマってしまう。
後からなら何とでも言えるし、結果を知ってない自分には戻れないからなぁ。
せめて、重要な判断については、できるかぎり明文化して残すぐらいか。
そういえば、トレードの本でも、判断のときのことをできるかぎり記録するように勧めてるな。
妥当性の錯覚についても、自分の中から排除するのは難しそうだ。
直感的に何かに気づいた“つもり”になったが最後、そこから抜け出せる気がしない。
自分も含め、人間は直感を過信しがちで、正しいと思えばこそ立ち止まるべき、と心に刻むしかないな。
アルゴリズムの話も、まさに直感的には納得しかねる話。
そして、人より精度が良いとしても、アルゴリズムの失敗のほうが感情の処理が難しいのもよくわかる。
ここまでの本書の説明から考えると、人のせいにするほうがもっともらしく聞こえるから、なんだろうか。
少なくとも自分の身の回りの判断には、アルゴリズムを上手く判断に組み込んでいきたいもんだ。
トレードルール含め、何度も判断するようなことは、簡単な計算式とかに置き換えてみるか。
これまで読んだほぼ全ての投資関連の書籍には、自分で決めたルールを守ることの難しさが書いてあった。
それを実現するための重要なヒント、なのかもしれない。
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『ファスト&スロー(上)(第2部)』の感想はこちら。
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