【この本から得たこと】
トレーダーのように、広いフレーミングで判断
【得たことを活かすための次の行動】
① 事象や質問に対し、補集合や対偶を考える。
② “トレーダー”になったつもりで判断する。
③ 判断に先立って予想される後悔を書き出す。
【感想後記と補足説明】
第3部に引き続き、『ファスト&スロー(下)』の第4部。
面白すぎるのもあるが、むしろちょっとショッキングですらある。
第4部のテーマは「選択」。
判断というものが、いかに問題の本質ではなく、フレームに左右されるのか。
なんかもう、自分も含めての話になるが、いい加減すぎるだろ。
システム2が怠けて、あんまり考えずにデフォルトのままにするのもあるある。
そりゃダークパターンも横行するわけだ。
たいへんだろうが、重要事については補集合や対偶を考えて、フレームを外して判断したい。
対処法としては「熟練トレーダーになったつもりで」の呪文しかないか。
事前に定めたリスクポリシーと広いフレーミングで、過度な損失回避やトレードオフのタブー視を抑制する。
そう簡単にはできないだろうが、弱点と分かったからには意識ぐらいはしておきたいものだ。
ただ、なんせ収集癖があるもんで、保有効果の話は分かりすぎて心が痛い。
断捨離に失敗するのは、だいたい保有効果と埋没費用のせいだな。
あと、後悔の話も物凄く興味深かった。
よく「やらない後悔よりやる後悔」みたいな口上があるが、後悔の強さとしてはむしろ逆なんだな。
つまり、やると決めたら何があっても後悔しないぐらい全力でやり切るべきということか。
判断に先立って予想される後悔をできるかぎり書き出すっていうのはやってみようか。
これ、死亡前死因分析と同じような話よな。
さて、もう残すところもあと第5部と結論。
終わりが見えてきて悲しいな。
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ここまでの『ファスト&スロー』の感想はこちら。
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