【この本から得たこと】
経験する自己と記憶する自己、両方の幸福を追求
【得たことを活かすための次の行動】
① とにかく最後だけでも心地良く終わらせる。
② 能動的な喜びをたくさん見つける。
③ 確率論と統計学を学ぶ。
【感想後記と補足説明】
第4部に引き続き、『ファスト&スロー(下)』の第5部、そして結論。
いよいよオーラスか。
最後の最後まで面白かった。
(これまで紹介してきた本は読書感想文カテゴリーからどうぞ)
第5部のテーマは「二つの自己」。
「経験する自己」と「記憶する自己」の2つだが、これも面白い概念だな。
人の判断が如何に「記憶する自己」に支配されているのか。
まさに『終わり良ければ総て良し』は直感的に正しかったわけだ。
判断としてはイマイチかもしれんが、途中どうあれ最後を心地良く終わればいいなら、それはそれであり。
逆に、本気で二度と同じことをしたくないなら、あえて終わりを不快なままにすることもできるし。
そう考えると、ある意味、恣意的にコントロールしやすい性質だな。
ただ、それだけだと「経験する自己」が割りを食うばかりになる。
なので、そっちも能動的な喜びをたくさん見つけて、幸福感を高めていきたい。
その辺は、最近いろいろやってることを継続することで、達成していけそうだ。
あと、「焦点錯覚」の話は、いっそ哲学的。
どんなに大事なことでも、考えているときにしか考えてないとか、当たり前だが意外と見落としてる発想。
そして、最後の結論となるわけだが、ここは全体の総まとめ。
ここまでの内容を総ざらいしてきて思うが、本当に人間って、単純で複雑、複雑で単純。
たとえどうしようもない性質だとして、せっかく学んだことを少しでも意識して活かしていきたい。
ただ、そのためには確率論と統計学は学んだほうが良い。
システム1どうこうではなく、ちゃんと考えて分からないなら、気づいても回避できないからな。
今後はそのあたりに知識を広げていきたい。
しかし、結論の後の原注と付録も、これはこれで十分読み物として面白いのがすごいわ。
参考文献とか、けっこうハードルは高そうだけど、読んでみようかなぁ。
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ここまでの『ファスト&スロー』の感想はこちら。
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