【この本から得たこと】
思考の弱点を理解し、悪魔の代理人と共に高め合う
【得たことからつながる3つの行動】
① 心の中に悪魔の代理人を立てる。
② 疑似論理的にならない内省する。
③ ファスト&スローを読み直す。
【感想後記と補足説明】
戦術論を読んだことで、思考法とかそっちに興味がシフト。
Kindle Unlimited で「思考の教室」というそのままの本があったので次はこれに決めた。
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ふむ、なるほどなるほど。
内容は、ファスト&スローを噛み砕いたものと、論理的な議論や文章の話。
全体の印象としては、書き方がちょっと肌に合わない。
学生向けっぽいテンションで平易に書いているので、殊更難しい表現があるわけでもない。
ただ、なんとなく読みにくくて、かなり読み終わるまでに時間がかかった。
あと、ところどころ著者の主義主張が紛れ込んでいるので、それも読みにくく感じる一因かもしれない。
そんな中でも一番興味深かったのは、悪魔の代理人の話。
昔、「群衆心理」を読んだこともあるけど、明示的な反対者を立てるのは集団の議論で確かに重要。
大人数で話し合っていうのも、文殊の知恵的な良いことばかりじゃないからなぁ。
これは自分自身の思い込みに対しても大事なので、自分の心の中にも悪魔の代理人を立てたほうがいい。
あと、疑似論理の具体的な例は面白かった。
「循環論法」「対人論法」「わら人形」「燻製ニシン」、どれもまあ良く見かける。
と言いつつ、もしかしたら自分もやってるかもしれないなぁ。
建設的な議論が必要な時は、意識してそういうことはやらないように注意しよう。
逆に、どうしても議論を破綻させたいときは、そういうやり方もあるってことか。
この本でも出てきたが、ぶっちゃけ「絶対納得しないマン」モードになったら、何とでも反論できるしな。
そのほか、思考の部分については上記のとおり、ファスト&スローの表現を柔らかくしたもの。
改めて、ファスト&スローが読みたくなったわ。
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前回紹介した『愚者の渡しの守り: タイムループで学ぶ戦術学入門』はこちら。
nameless-bookshelf.hatenablog.com
文中で紹介した『ファスト&スロー』はこちら。
nameless-bookshelf.hatenablog.com
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