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【読書感想文】思考の教室(著者:戸田山 和久)★★★☆☆

【この本から得たこと】

 思考の弱点を理解し、悪魔の代理人と共に高め合う

 

【得たことからつながる3つの行動】

 ① 心の中に悪魔の代理人を立てる。

 ② 疑似論理的にならない内省する。

 ③ ファスト&スローを読み直す。

 

【感想後記と補足説明】

 戦術論を読んだことで、思考法とかそっちに興味がシフト。

 Kindle Unlimited で「思考の教室」というそのままの本があったので次はこれに決めた。

 読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)

 

 

 ふむ、なるほどなるほど。

 内容は、ファスト&スローを噛み砕いたものと、論理的な議論や文章の話

 全体の印象としては、書き方がちょっと肌に合わない。

 学生向けっぽいテンションで平易に書いているので、殊更難しい表現があるわけでもない。

 ただ、なんとなく読みにくくて、かなり読み終わるまでに時間がかかった。

 あと、ところどころ著者の主義主張が紛れ込んでいるので、それも読みにくく感じる一因かもしれない。

 

 そんな中でも一番興味深かったのは、悪魔の代理人の話。

 昔、「群衆心理」を読んだこともあるけど、明示的な反対者を立てるのは集団の議論で確かに重要

 大人数で話し合っていうのも、文殊の知恵的な良いことばかりじゃないからなぁ。

 これは自分自身の思い込みに対しても大事なので、自分の心の中にも悪魔の代理人を立てたほうがいい

 

 あと、疑似論理の具体的な例は面白かった。

 「循環論法」「対人論法」「わら人形」「燻製ニシン」、どれもまあ良く見かける。

 と言いつつ、もしかしたら自分もやってるかもしれないなぁ。

 建設的な議論が必要な時は、意識してそういうことはやらないように注意しよう。

 逆に、どうしても議論を破綻させたいときは、そういうやり方もあるってことか。

 この本でも出てきたが、ぶっちゃけ「絶対納得しないマン」モードになったら、何とでも反論できるしな。

 

 そのほか、思考の部分については上記のとおり、ファスト&スローの表現を柔らかくしたもの。

 改めて、ファスト&スローが読みたくなったわ。

 

 

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 前回紹介した『愚者の渡しの守り: タイムループで学ぶ戦術学入門』はこちら。

nameless-bookshelf.hatenablog.com

 文中で紹介した『ファスト&スロー』はこちら。

nameless-bookshelf.hatenablog.com

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