MENU

【読書感想文】方言の日本地図-ことばの旅(著者:真田 信治)★★★★☆

【この本から得たこと】

 メディアによる画一化が方言を消しつつある

 

【得たことからつながる3つの行動】

 ① 大阪弁の歴史を調べる。

 ② 世界中の言語の種類を調べる。

 ③ 古文を勉強しなおす。

 

【感想後記と補足説明】

 最近「言葉」についての興味がスゴイ。

 Kindle Unlimited で見かけた「方言の日本地図」を、気づいたらポチっていた。

 読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)

 

 

 これ、面白いなぁ。

 やっぱり言葉っていうのが如何に生活というか、文化に密接しているのかよく分かる。

 気候によって変化するとか、地域に沿って伝播するとか、まさに人の営み。

 地域ごとでまとめた章もあるので、自分の地域の再認識にも、他の方言の発見にも使える。

 個人的に「ズーズー弁は寒いから口をあまり開けない」のが正しくなさそうというのを知れて良かった。

 けっこう前にその話を聞いてから、ずっとそうだと思い込んでたわ。

 

 方言としては、特に大阪弁を事例として取り上げてるんだが、けっこうなじみのない言葉が多い。

 これでも根っからの大阪人なんだがな。

 意味は何となく分かるけど、使ってるのは2世代ぐらい上のイメージ。

 まあ、この本の出版がちょっと前だから、そこは仕方ないかもしれない。

 とりあえず、自分の文化のルーツとして、大阪弁の歴史でも調べてみようかな。

 

 あと、位相語の話が急に俗っぽくなった感じがして楽しかった

 “位相語”は例えば“老人”や“学校”といった特定の属性や集団に特有の表現形式・語彙のことを指すらしい。

 「コンビニ・ファミレス用語」も取り上げられたけど、より身近で興味深い。

 「よろしかったでしょうか」とか、けっこう色々言われてるのを見かける表現。

 丁寧語として過去形を使う方言もある、というのを聞くと、また見方も変わるね。

 

 なんか、日本の中でもこれだけ色々あると、世界の言語にも興味が広がる

 世界の言語をしっかり学ぶのは厳しいけど、どういうのがあるかぐらい調べようかな。

 あと、広がりという意味では、時間的な広がりもあるよね。

 そういや、学生時代は「古文」の授業嫌いだったなぁ。

 せっかくだし、高校レベルぐらいの古文は復習しておこうかな。

 

 最後に、本書で締めとして語られているのは、方言が消滅しつつあるということ。

 この本の中ではメディアとしてテレビを上げてたけど、今はネット全盛期。

 そりゃ、地域の壁なんて無いようなもんだし、言葉がどんどん画一化していくのもわかる。

 あんまり意識したことなかったけど、もうちょっとぐらい方言のことを大事にしても良いかもしれない。

 

↓↓↓ ランキング参加中! 清き1クリックお願いします! ↓↓↓

にほんブログ村 本ブログへ  

 

 前回紹介した『メモ活』はこちら。

nameless-bookshelf.hatenablog.com

読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)

 

↓↓↓ ランキング参加中! 清き1クリックお願いします! ↓↓↓

にほんブログ村 本ブログへ