【この本から得たこと】
メディアによる画一化が方言を消しつつある
【得たことからつながる3つの行動】
① 大阪弁の歴史を調べる。
② 世界中の言語の種類を調べる。
③ 古文を勉強しなおす。
【感想後記と補足説明】
最近「言葉」についての興味がスゴイ。
Kindle Unlimited で見かけた「方言の日本地図」を、気づいたらポチっていた。
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これ、面白いなぁ。
やっぱり言葉っていうのが如何に生活というか、文化に密接しているのかよく分かる。
気候によって変化するとか、地域に沿って伝播するとか、まさに人の営み。
地域ごとでまとめた章もあるので、自分の地域の再認識にも、他の方言の発見にも使える。
個人的に「ズーズー弁は寒いから口をあまり開けない」のが正しくなさそうというのを知れて良かった。
けっこう前にその話を聞いてから、ずっとそうだと思い込んでたわ。
方言としては、特に大阪弁を事例として取り上げてるんだが、けっこうなじみのない言葉が多い。
これでも根っからの大阪人なんだがな。
意味は何となく分かるけど、使ってるのは2世代ぐらい上のイメージ。
まあ、この本の出版がちょっと前だから、そこは仕方ないかもしれない。
とりあえず、自分の文化のルーツとして、大阪弁の歴史でも調べてみようかな。
あと、位相語の話が急に俗っぽくなった感じがして楽しかった。
“位相語”は例えば“老人”や“学校”といった特定の属性や集団に特有の表現形式・語彙のことを指すらしい。
「コンビニ・ファミレス用語」も取り上げられたけど、より身近で興味深い。
「よろしかったでしょうか」とか、けっこう色々言われてるのを見かける表現。
丁寧語として過去形を使う方言もある、というのを聞くと、また見方も変わるね。
なんか、日本の中でもこれだけ色々あると、世界の言語にも興味が広がる。
世界の言語をしっかり学ぶのは厳しいけど、どういうのがあるかぐらい調べようかな。
あと、広がりという意味では、時間的な広がりもあるよね。
そういや、学生時代は「古文」の授業嫌いだったなぁ。
せっかくだし、高校レベルぐらいの古文は復習しておこうかな。
最後に、本書で締めとして語られているのは、方言が消滅しつつあるということ。
この本の中ではメディアとしてテレビを上げてたけど、今はネット全盛期。
そりゃ、地域の壁なんて無いようなもんだし、言葉がどんどん画一化していくのもわかる。
あんまり意識したことなかったけど、もうちょっとぐらい方言のことを大事にしても良いかもしれない。
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前回紹介した『メモ活』はこちら。
nameless-bookshelf.hatenablog.com
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