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【読書感想文】失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織(著者:マシュー・サイド)★★★★★

【この本から得たこと】

 自らの失敗を認め、言い訳より改善に力を注ぐ

 

【得たことからつながる3つの行動】

 ① 自分の失敗に言い訳しない。

 ② 事象は逆・裏・対偶も検証する。

 ③ 判断時の自分の考えを明確に記録する。

 

【感想後記と補足説明】

 ずっと前から Kindle Unlimited のオススメに上がっていた「失敗の科学」。

 他によさげな本がなさそうだったから、せっかくだし読んでみることにする。

 読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)

 

 

 

 これ、ためになるし興味深いけど、めちゃくちゃこえぇ

 自分の中にもこんな要素があるっていうのが、生半可なホラーよりも断然怖い。

 内容的には「ファスト&スロー」と被るものも多かったので、ちょっと復習がてら。

 ただ、挙げてる事例が悲劇的なので、より心に来るものがある。

 とにかく「利用可能性ヒューリスティック」には気を付けたほうが良いわ。

 この本の内容すらも、過度に信じすぎるのは良くないよな。

 

 まあ、とにかく全体を通したテーマとしては、「人は自分の失敗を認められない」。

 確かに、どうしようもないぐらい納得できる話。

 失敗は認めたくないし、しないに越したことはないし、自分のせいにしたくない。

 しかし、それでは何の成長も改善もないということだな。

 まずは自分の失敗に言い訳せずに、受け止めて改善できるようにしないと。

 できりゃ苦労しないんだろうけど、そういう心の癖があることを知っておくだけでも大事だろう。

 

 その上で、世界の複雑さを飲み込んで、もっともらしい過度に単純化された話に流されないこと。

 とっとと何か原因(あるいは、誰か犯人)を見つけて、終わらせてしまいたいというの欲求。

 これまた抗いがたいものがあるなぁ。

 そうは言っても、それでは真の意味では何も解決しない。

 目に見えるものだけ、目立つものだけに注目しててもダメか。

 論理学じゃないけど、事象を検証するなら、逆・裏・対偶も考えないと。

 そういう意味では、そもそも反証可能性がないものとの付き合い方も注意しないとな。

 

 後知恵バイアスにかからないように、何か判断する時は明確に自分の考えを残しておくのも大切。

 「そうだと思ってた」ほど、当てにならないものはない。

 我が身に振り返っても、けっこうそんな風に思ってそうなのが恐ろしくなる。

 できるかぎりメモに残したりして、失敗の原因が分かるようにしておかないとな。

 

 いやー、すでに実行していることの再確認も多いが、改めて自分を見つめ直そうと思ったね。

 非難して溜飲が下げたくなる気持ち、良く分かるからなぁ。

 

 

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 前回紹介した『砂糖の世界史』はこちら。

nameless-bookshelf.hatenablog.com

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