【この本から得たこと】
自らの失敗を認め、言い訳より改善に力を注ぐ
【得たことからつながる3つの行動】
① 自分の失敗に言い訳しない。
② 事象は逆・裏・対偶も検証する。
③ 判断時の自分の考えを明確に記録する。
【感想後記と補足説明】
ずっと前から Kindle Unlimited のオススメに上がっていた「失敗の科学」。
他によさげな本がなさそうだったから、せっかくだし読んでみることにする。
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これ、ためになるし興味深いけど、めちゃくちゃこえぇ。
自分の中にもこんな要素があるっていうのが、生半可なホラーよりも断然怖い。
内容的には「ファスト&スロー」と被るものも多かったので、ちょっと復習がてら。
ただ、挙げてる事例が悲劇的なので、より心に来るものがある。
とにかく「利用可能性ヒューリスティック」には気を付けたほうが良いわ。
この本の内容すらも、過度に信じすぎるのは良くないよな。
まあ、とにかく全体を通したテーマとしては、「人は自分の失敗を認められない」。
確かに、どうしようもないぐらい納得できる話。
失敗は認めたくないし、しないに越したことはないし、自分のせいにしたくない。
しかし、それでは何の成長も改善もないということだな。
まずは自分の失敗に言い訳せずに、受け止めて改善できるようにしないと。
できりゃ苦労しないんだろうけど、そういう心の癖があることを知っておくだけでも大事だろう。
その上で、世界の複雑さを飲み込んで、もっともらしい過度に単純化された話に流されないこと。
とっとと何か原因(あるいは、誰か犯人)を見つけて、終わらせてしまいたいというの欲求。
これまた抗いがたいものがあるなぁ。
そうは言っても、それでは真の意味では何も解決しない。
目に見えるものだけ、目立つものだけに注目しててもダメか。
論理学じゃないけど、事象を検証するなら、逆・裏・対偶も考えないと。
そういう意味では、そもそも反証可能性がないものとの付き合い方も注意しないとな。
後知恵バイアスにかからないように、何か判断する時は明確に自分の考えを残しておくのも大切。
「そうだと思ってた」ほど、当てにならないものはない。
我が身に振り返っても、けっこうそんな風に思ってそうなのが恐ろしくなる。
できるかぎりメモに残したりして、失敗の原因が分かるようにしておかないとな。
いやー、すでに実行していることの再確認も多いが、改めて自分を見つめ直そうと思ったね。
非難して溜飲が下げたくなる気持ち、良く分かるからなぁ。
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前回紹介した『砂糖の世界史』はこちら。
nameless-bookshelf.hatenablog.com
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