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【読書感想文】「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義(著者:シェリー・ケーガン)★★★★★

【この本から得たこと】

 固定観念を捨て、静かに「死」を見つめ直す

 

【得たことからつながる3つの行動】

 ① 「二元論」の知識を深める。

 ② 「物理主義」の知識を深める。

 ③ 原書を読む。

 

【感想後記と補足説明】

 Kindle Unlimited で次の本を探していると、表紙に大きく“DEATH”の文字。

 これほどまでにインパクトのある表紙は見たことがない。

 これは読まずにはいられないと、この『「死」とは何か』を読むことにした。

 読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)

 

 

 めちゃくちゃ面白い!

 いやー、非常に興味深い話のオンパレード

 自らの「死生観」も見つめながら、著者の論理展開の追うのが実にスリリングだ。

 論点ごとに自分なりの考察が捗って、読むのにかなり時間はかかったが、それだけの価値がある。

 

 まあ、時間がかかったのには、自分のベースが「二元論」ということもある。

 前提として、著者の「物理主義」から話が始まるので、個人的に納得感はあまり無い。

 論理を展開しやすいよう、仮の前提を置いたり、極論や簡略化して話を進めるので、そこもちょっと詰まる。

 その分、著者が目指した「読者が自分の死生観を検証する」という目的は完璧に達成しているように思う。

 

 「不死」「人生の価値」「自殺」も、どれ一つとっても、語り出すとキリがないデカいテーマだ。 

 「生まれる前」と「死んだ後」「1人の死で5人助かる」の話は、「損失回避性」から見たらどうか。

 「短いほど人生が悪い」の話は、反比例の+0極限をイメージすれば、0だけ特別でも違和感ないのでは。

 「不死」が「退屈になり続ける」というのは「限界効用逓減」っぽいが、人生を単調減少とみなせるのか。 

 そもそも「人生の価値の量」なんて、量りようがあるのか。

 「自殺」について語る「道徳性」も、それだけで一冊になるぐらいのテーマで、この中で語り切れていない。

 

 ともかく、これをきっかけに「二元論」「物理主義」の知識を深め、この本の原書にも当たりたい。

 やっぱり原書は英語なんだろうか。

 うーむ、いよいよ真面目に英語を勉強するかね。

 

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 前回紹介した『思考の教室』はこちら。

nameless-bookshelf.hatenablog.com

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