【この本から得たこと】
固定観念を捨て、静かに「死」を見つめ直す
【得たことからつながる3つの行動】
① 「二元論」の知識を深める。
② 「物理主義」の知識を深める。
③ 原書を読む。
【感想後記と補足説明】
Kindle Unlimited で次の本を探していると、表紙に大きく“DEATH”の文字。
これほどまでにインパクトのある表紙は見たことがない。
これは読まずにはいられないと、この『「死」とは何か』を読むことにした。
(読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)
めちゃくちゃ面白い!
いやー、非常に興味深い話のオンパレード。
自らの「死生観」も見つめながら、著者の論理展開の追うのが実にスリリングだ。
論点ごとに自分なりの考察が捗って、読むのにかなり時間はかかったが、それだけの価値がある。
まあ、時間がかかったのには、自分のベースが「二元論」ということもある。
前提として、著者の「物理主義」から話が始まるので、個人的に納得感はあまり無い。
論理を展開しやすいよう、仮の前提を置いたり、極論や簡略化して話を進めるので、そこもちょっと詰まる。
その分、著者が目指した「読者が自分の死生観を検証する」という目的は完璧に達成しているように思う。
「不死」も「人生の価値」も「自殺」も、どれ一つとっても、語り出すとキリがないデカいテーマだ。
「生まれる前」と「死んだ後」や「1人の死で5人助かる」の話は、「損失回避性」から見たらどうか。
「短いほど人生が悪い」の話は、反比例の+0極限をイメージすれば、0だけ特別でも違和感ないのでは。
「不死」が「退屈になり続ける」というのは「限界効用逓減」っぽいが、人生を単調減少とみなせるのか。
そもそも「人生の価値の量」なんて、量りようがあるのか。
「自殺」について語る「道徳性」も、それだけで一冊になるぐらいのテーマで、この中で語り切れていない。
ともかく、これをきっかけに「二元論」「物理主義」の知識を深め、この本の原書にも当たりたい。
やっぱり原書は英語なんだろうか。
うーむ、いよいよ真面目に英語を勉強するかね。
↓↓↓ ランキング参加中! 清き1クリックお願いします! ↓↓↓
前回紹介した『思考の教室』はこちら。
nameless-bookshelf.hatenablog.com
(読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!)
↓↓↓ ランキング参加中! 清き1クリックお願いします! ↓↓↓